氏名 安達勝利
  呼吸器外科医長
卒年度 平成元年
認定等

日本呼吸器外科学会専門医
日本呼吸器外科学会評議員

日本外科学会専門医

三重大学医学部臨床講師

医学博士

氏名 樽川智人
  呼吸器外科医師
卒年度 平成11年
認定等 日本呼吸器外科学会専門医
日本外科学会専門医



原発性肺癌

臨床病期I期から一部のIIIA期までの肺癌に対し手術を行います。

手術は腫瘍(癌)のある肺葉を切除しその所属リンパ節を切除する術式

(肺葉切除術+リンパ節郭清術)を基本としております。

腫瘍が小さい場合には肺区域切除術や肺部分切除術を行います。

症例に応じて完全鏡視下、 胸腔鏡補助下(Hybrid VATS)、 開胸下に行っていますが、手術による傷口の大きさは写真の様な違いがあります。

手術後約2週間で退院が可能です。

完全鏡視下手術

胸腔鏡補助下手術
(Hybrid VATS)

開胸下手術

転移性肺癌

完全鏡視下、もしくは胸腔鏡補助下に肺部分切除で摘除することを基本にしています。 腫瘍が大きい場合には、肺葉切除術+リンパ節郭清術を行います。

良性肺腫瘍(肺過誤腫など)
完全鏡視下、もしくは胸腔鏡補助下に肺部分切除術を基本にしています。
嚢胞性疾患

自然気胸

完全鏡視下に肺にできた弱い部分(ブラ・ブレブ)を切除して気漏を止めることを基本にしています。

原発性気胸(若年性気胸など)に対しては完全鏡視下に肺部分切除術を行い、再発防止目的にPGAシートや酸化セルロース等による補強を標準的に施行しています。

手術後約3日間で退院可能です。

     

続発性気胸(肺気腫に起因する気胸など)に対しては、完全鏡視下に肺部分切除術を基本としていますが、症例に応じて(癒着高度例など)小開胸を加え行っています。

  

難治性気胸(高齢者、全身状態不良例などで手術が困難な場合)に対しては、気管支充填術(EWS)や胸膜癒着術を行い治療しています。

巨大気腫性肺嚢胞

開胸下に嚢胞切除(肺容量減少手術)を行っています。
 
縦隔腫瘍(胸腺腫など)

胸骨正中切開(胸骨を縦に切開し胸を開く)で腫瘍を摘出します。

腫瘍が小さい場合や、 縦隔の左右どちらかに偏在している場合は、胸腔鏡補助下に腫瘍を摘出しています。

悪性胸膜中皮腫(アスベストが主な原因で発生する腫瘍)

呼吸器内科、放射線科とカンファレンスを行い、手術が可能な症例に関しては胸膜肺全摘術を行っています。

感染症(膿胸、結核など)

難治性(内服治療に抵抗性)の結核や非結核性抗酸菌症、肺真菌症に対し、切除術

(肺葉切除術など)や肺剝皮術を施行しています。

内科治療(胸腔ドレナージ、胸腔洗浄など)に抵抗性の膿胸に対しては開窓術、胸郭成形術などを行っています。

びまん性肺疾患(間質性肺炎など)

呼吸器内科と相談し確定診断および治療方針決定のために胸腔鏡による肺生検を行っています。




 肺癌病理病期別に見た手術後生存率曲線

 

肺癌登録合同委員会 第7次事業:2010年肺癌手術症例の全国登録調査

 

 原発性肺癌は本邦における死因の第1位であり、日本国民の健康福祉の向上のために治療成績の向上が求められています。原発性肺癌の治療には外科治療、抗癌化学療法、分子標的療法、放射線療法がありますが、根治のためには外科治療が必須です。外科治療の成績の更なる向上のためには、大規模なデータベースによる治療成績の把握により、外科治療の適応や術式の妥当性が検討される必要があります。
 日本肺癌学会、日本呼吸器学会、日本呼吸器外科学会、日本呼吸器内視鏡学会の4学会が合同で運営する肺癌登録合同委員会は、日本の肺癌診療の診療成績を把握するため、定期的に全国の施設に協力を求めて、大規模データベースを構築してきました。肺癌登録合同委員会は、今回、第7次事業として2010年の原発性肺癌外科治療症例の後ろ向き登録を開始することになりました。登録症例の解析結果をもとに、最新の肺癌治療成績を把握し、今後の肺癌診療に活かしていく予定です。また当事業の症例データベースは世界肺癌学会の国際データベース事業とも共同して、国際対癌連合(Union internationale contre le cancerあるいは The Union for International Cancer Control、略してUICC)による TNM分類の改定にも貢献する予定です。
 当院は、2010年に付属病院で肺癌に対する外科治療を受けられた患者さんの診療情報を肺癌登録合同委員会 第7次事業に登録し、全国および国際共同研究に貢献する予定です。研究計画書は、事務局である大阪大学 呼吸器外科学のホームページにも掲載されていますので、必要な場合はご確認ください。
 個人情報の管理は厳重にしておりますので、ご理解お願いします。
 ただし事業と研究への参加を拒否される場合はご連絡ください。拒否の申し出のある患者さんの診療情報の登録は致しません。

 ご協力よろしくお願いいたします。



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