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病院長あいさつ

地域の急性期病院として期待される当院の役割

 

 

 4月1日より院長を拝命いたしました田中滋己です。当院は昨年7月に開院20周年を迎えました。前身の国立津病院、国立静澄病院が統廃合によって新病院として、現在の地に新たに開院した訳ですが、両病院の国立病院時代から数えると、その歴史は75年を超えます。このような伝統を有する当院の院長に任命いただくことは大変な栄誉ですが、その責務の重さには身の引き締まる思いがいたします。
 全国各地で地域医療構想が進められている現在では医療を語る上で地域との関わり、とりわけ地域での病床機能の役割分類や、期待される医療に如何に応えていけるかが重要な点となっています。こうした地域での病床機能の役割分担や連携が効率よく運用され、患者さんの期待に沿った医療が行われて、はじめて地域包括システムは機能します。三重県の地域医療構想において当院は中勢・伊賀保健医療圏の津区域に属し、がん、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病の4疾病に係る医療機能を担うとともに、二次輪番病院として救急医療の中心的な役割をはたすことが明記されています。また近年、発生が予測されている南海トラフ、東南海地震などの大規模災害発生時に災害拠点病院として災害医療の中心的役割を担うことも求められております。同地域医療構想では当院の三重県総合周産期母子医療センターについても言及されており周産期医療の中心的な役割を担うことが求められております。三重県内には総合周産期母子医療センターが二カ所設置されていますが、その一つとして三重県全域をカバーすることが明記されています。
 地域医療構想で明記された医療以外でも当院の地域医療における役割は同様に重要なものです。三重県南勢地域よりは低率ですが津区域の人口の高齢化は着実に進むと予測されています。今後は高齢者の呼吸器感染症や、骨折などの整形外科疾患の患者さんへの対応も強化する必要があります。さらに期待される急性期医療を行うためには様々な診療科のサポートが不可欠で総合病院としての診療科の充実が望まれます。
 このように地域医療構想で求められる当院の急性期病院としての役割は明確化されており、進むべき方向も決まってきますが、求められる医療を提供し維持して行くためには職員の確保、健康管理や病院の経営努力なども必要となります。令和元年となる今年、気持ちも新たに、これらのバランスをとりながら地域の中心となる急性期病院として努力して参る所存ですので、ご支援のほどお願い申し上げる次第です。